【サンティアゴ巡礼】アルスーア~ラバコージャ
アルスーアを出発。
宿泊したホテルはこじんまりとしていてとてもかわいいホテルでした。
5ユーロ払えば朝ごはんをつけてくれるとのことでしたが、歩き始めてから疲れた頃に休憩をとりたかったので何も食べずに出発。
前日晴れてくれたからか、星空がとてもきれいでした!
星空は滞在中1度は見ていただきたいです。
たぶん、夜通し星は出ていたのだと思うけれど、歩き疲れてバタンキューなので星を見るならば出発の時がおすすめです。
そして、この旅の後悔は、ちゃんとしたカメラを持って行かなかったこと。
スマホじゃ全然星空は撮影出来ません。
一眼レフでなくとも、カメラを固定できるミニ三脚とコンデジがあれば撮影出来たはずなので、そんなに荷物にもならなかったと思います。
割と歩きやすいコースを歩いていると、見つけたのはかわいらしいカフェ。
今日の朝ごはんはここでとることにしました。
このお店は自家製のジュースなどもおいていて、体によさそうな感じがしました。
この旅ですっかりおなじみになったカフェ・コン・レチェ。
実は、普段は紅茶はなのでコーヒーはそんなに得意じゃありません。
できれば牛乳多めで・・・と思っていたのですが、今までのお店はコーヒーマシーンで作られていましたが、ここはおじさんがコーヒーと牛乳を配合するので、
「牛乳多めで!」と注文したらやってくれました。
「レチェ(牛乳)」→手で上を指す
「カフェ(コーヒー)」→手で下を指す
で通じました。
のどかな道が続き・・・
野ウサギとバンビが!!!
早すぎて写真におさめることは出来なかったけれど、野生のバンビを見たときは超感動しました。
放牧している牛もたくさん。
そして、10月なのにあじさいがたくさん咲いていました。
なんだか季節が違っていて、不思議の町にいるみたいな気分。
ビールがウリのお店も。(アルコールあまり得意じゃないので入りませんでした)
あと少し歩いたらごはん食べようと思っていたら、カフェ的なお店が全然なくなってしまい、やっと見つけたレストランでチーズケーキを食べました。
なんか食欲もなく、チーズケーキでいいやって気分。
前日と比べて寒かったのもあるかもしれません。
壁に世界中のコインが飾ってあったので、私も5円玉を飾りました。
スペインと、この道と、またご縁がありますよーに。
この日の目的地であるラバコージャは空港のある町です。
日程に余裕がある方だと、その前のもう少し商店などがある町に滞在することが多いようですが、最終日正午のミサに間に合わせるためには、ラバコージャまで歩く必要があります。
とても小さな町で、(町とも言いにくいくらいの住宅地くらいのサイズ)
危うく予約していたホテルを通り過ぎてしまいそうになりました。
アルベルゲに泊まろうとしましたが、Booking.comでは出てきませんでした。
ここのホテルはさすが空港の近くとあって大きかったです。
ドイツ人のツアー客も滞在していました。
今までは町にでて少しあるいてからレストランに入っていたのですが、周りにお店らしきものもなかったので、ホテルのレストランで食事をすることにしました。
前菜の生ハムメロンはこのボリューム!
【サンティアゴ巡礼】アルス-ア情報
アルス-アはとても大きな町でした。
メリデも大きいですが、だんだんゴールに近づいているからかもっと大きくなった気がします。
メインのストリートを歩いていると、インフォメーションがあるのでそこで色々と教えてくれます。
私はサンダルがどうしても欲しかったので、靴屋さんを教えてもらいました。
念のためにとスポーツ用品店も教えてもらい、2、3軒まわって念願のサンダルを購入。
スーパーマーケットも至る所にあるのでどこに宿泊しても便利だと思います。
ただ、大きな町になる分、アルベルゲなどの宿泊施設もたくさんあるので、長い距離を歩いた後に見つけようとすると、体力をかなり消耗するので事前に予約しておくのがおすすめです。
この日は巡礼者専用メニューをいただきました。
ガリシアスープとアーモンドケーキを注文。
アーモンドケーキは口の中の水分を持っていかれる系なのでお土産にホールで購入しようと思っていたけれどやめました。笑
せっかくなので試したい!と思っているならば、メニューのデザートでチャレンジしてみることをおすすめします。
【サンティアゴ巡礼】パラス・デ・レイ〜メリデ〜アルスーア
前日早く出すぎたため、パラス・デ・レイは7時過ぎに出発。
それでもめっちゃ暗かったです。
朝ごはんは小さな村のカフェでいただきました。
石が積んであって、ほっこりする素敵なカフェでした。
宿泊マークもついてたので、アルベルゲとしても営業していると思われます。
ずっとカフェ・コン・レチェ(カフェラテ)を飲んでいましたが、スペインのココア(コラ・カオ)を注文。
甘すぎるかな?と思っていましたが、そんなに甘くなく、お湯で割っているせいか味もそんなに濃くはなかったです。
ごはんを食べ終わる頃にやっと日がでてきました。
この日はとっても天気が良かって気持ちよかったです。
歩いた4日間の中で、実はこの日だけが唯一一日中晴れた日でした。
10月という季節柄なのか、ガリシアは雨が多いと言われているので、通常なのかは分かりませんが、雨具の用意が重要です。
一方で晴れると半袖でも暑いくらいでした。
私は重ね着で脱ぎ着できるスタイルだったので調整が上手く出来ましたのでおすすめです。
また、晴れた日だと道も乾燥しているのでサンダルでもいいかと思います。
サンダルと言っても、ビーチサンダルではなくて、アウトドア用のもの。
トレッキングシューズを履き慣れていないせいか、足がとても蒸れてマメが出来たので、アルス-アで購入しました。
(本当はパラス・デ・レイで購入したかったのですが、小さい町だったので売っていませんでした・・・)
もう少しでタコのガリシア風が有名なメリデなのですが、お腹がすいたので少し手前の町で休憩しました。
違う日本人グループが「魔女の宅急便みたい!」と言っていたくらい、かわいらしい町なので個人的に写真を撮ったり少し休憩しながら歩くのがおすすめです。
スタートから15キロくらい歩いたところで、メリデに到着。
通りを歩いていると、タコのお店がたくさんあります。
(お店によって味が違うのかな・・・)
1人前10ユーロ程度。私は2人で1人前をシェアしました。
味が単調なので1人でで全部食べるのには少し飽きてしまうかもしれません。
メリデはとても大きな町で、本当はここで1泊してゆっくり観光したかったのですが、
4日間で歩くには次の町まで行かなければなりません。
アルス-アまで13キロ近く引き続き歩いたのですが、途中に深い森があったりとちょっと怖い感じをしました。
この日が一番長い距離を歩くので、到着も夕方に。
何度も心が折れましたが、なんとか歩ききりました!
ホテルをとっていたので、ここでバスタブに浸かり、ゆっくりとふかふかのベッドで眠れたのもよかったです。
【サンティアゴ巡礼】パラス・デ・レイ
2日目はパラス・デ・レイという町に宿泊することにしました。
滞在した町の中で一番小さかったように感じます。
実はこの時、靴擦れがひどくて巡礼者がよく履いている登山用のサンダルが欲しかったのですが、スポーツショップなどがなく買うのを断念しました。
アルベルゲも泊まろうとしたところが空いていなく
ふらふらと歩いていて適当に決めました。
後から知ったのですが、レストランとアルベルゲが一体となっているので、
レストランで「アルベルゲ!」と言えば泊まれました。
今回、泊まったアルベルゲはあまりキレイではなく、ロッカーなどもなかったし、シャワーやトイレも全部共同。
洗濯物を干す場所も窓からつるす程度だったのであまりおすすめではないです。
Booking.comで検索したら、もっとキレイで快適そうなアルベルゲがありましたので、検索&予約してもいいかもしれません。
疲れていると、一刻も早く休みたいので適当に選びがちです。
シャワーを浴びて少し休憩したら回復したので、レストランはおいしいところに行くことに。
町をあるいていたら見つけた教会。
毎日だいたい19時にミサが行われていますが、この日は間に合わなかったので中で見学し、静かにお祈りしました。
私はクリスチャンでありませんが、毎日教会でお祈りをしました。
この道を歩いていると、毎日本当にありがたいなと思うことがあります。
いつもはなんとなく過ごしてしまう日々を丁寧に生きられるような気がしました。
しかし、団体のお客様が予約をしていて、ネットで一番人気のレストランは入れませんでした。
かなりその後、どこにしようかぐるぐる歩きすぎたこともあり、
巡礼者用のメニューを提供する時間が終了!
イカスミパエリアと名物のホタテを食べました。
(これはアラカルトメニューです)
結果的には食べたかったガリシア名物のホタテをアラカルトで注文できましたが割高になったので、提供時間は要注意です。
私は2人でシェアできたので、量はちょうど良かったですが、一人で食べるにはちょっときついかもしれません。
パラス・デ・レイはメインストリート以外にいい雰囲気のレストランやカフェはないので、メインストリートを歩いて、ピンときたら決めてしまいましょう!
レストラン自体はとてもおいしく、お店の人も気さくだったのでとても気に入っています。
こちらのレストランはアルベルゲもやっているようなので、本当はぜひとも宿泊したかった。
それくらいキレイで、お店の人もステキでした!
【サンティアゴ巡礼】ポルトマリン~パラス・デ・レイ
心が何度も折れた行程でしたが、歩いている途中に小さな村がたくさんあって楽しくもありました。
感動ポイント①
《小さな村の小さな教会》
名前も分からないほど小さな村に、石で造られた小さな教会がありました。
まるでおとぎ話に出てくるような、石を積み上げただけで出来ているこの教会。
写真NGだったので中の様子は撮影できませんでしたが、
小さな窓から光が少しだけさす程度なので真っ暗にちかいです。
その代りキャンドルがたくさんあって、大きなキャンドルのろうが溶けているその様子もまた美しかったです。
中には目の不自由なおじいさんがいて、アコーディオンの音楽が流れていて
ドネーションを渡すとクレデンシャルにスタンプとカードをくれました。
私は1ユーロでしたが、2ユーロ渡した人にはカードがちょっと豪華になっていました。
とっても陽気で、すごく素敵なおじさん。
またいつか会いたいです。
感動ポイント②
《農家のチーズ屋さん》
窓に大きなチーズが重ねられていて、「こっちおいで―」と女の人が手招きしていました。
スペイン語だったので、何と言っているのか正直なところよく分からなかったけれど、とりあえず行ってみることに。
するとチーズ小さく切って試食させてくれました。
くせがなく濃厚なチーズ。
これが最終日だったらお土産に買って帰りたかったです。
こちらの牛さんのミルクから作られたのかな?
感動ポイント③
《巡礼者のためのカフェ》
歩いていると、りんごとか巡礼者のために色々おいてあるんだけど、
ここはカフェになっていました。
コーヒーとか紅茶とかが飲めるカフェ。
値段はドネーション式なので心づけをいれたらいいと思う。
カミーノについてのフリーペーパーがあったのだけど、日本語はありませんでした。
韓国語はあったのに!
とてもかわいい村なので、一息休憩するのもいいと思います。
【サンティアゴ巡礼】ポルトマリン~パラス・デ・レイ
ポルトマリンを出発したのが6時半ごろ。
この日は雨が降っていていました。
10月だったこともあり、日の出は8時ごろです。
それなのに、ブログとか、歩き方の本とかに
「6時半ごろ出発するのがいい!」
と、書いてあったことを鵜呑みにし、意気揚々と出発しました。
しかし・・・
前に1人だけ巡礼者が歩いていましたが、私たち以外に巡礼者はいません。
特にポルトマリンから出発すると、しばらく山道が続きます。
真っ暗な道をライトがあるとはいえ、
歩くのはかなりしんどいし道に迷う可能性もあります。
なので、10月など日の出が遅くなる季節に歩かれる方は遅めのスタートをおすすめします。
出発してから小一時間くらいで朝ごはんを食べる予定でしたが
結局3時間近く歩いてやっとカフェがありました。
スペイン名物「パン・コン・トマテ」と生ハム、カフェラテをいただきました。
値段は4ユーロ。かなりボリューミーでした!
暖かい飲み物が身体にしみます・・・
休憩をとったこのカフェは、屋根のついたテラス席があり、バックパックを置いたり、カッパを干したりできる大きいスペースがありました。
濡れた荷物などを乾かすのにとても使いやすかったです。
それからはひたすら歩き・・・
100円ショップで買ったポンチョはボロボロになってしまいました。
風が吹くとこすれて安いカッパはボロボロになります。
現地でも2ユーロとか3ユーロくらいで100円ショップで売っているようなカッパもありますが、
雨具はある程度ちゃんとしたものを買うことをおすすめします。
私はけちってバックパック用のカバーがなかったので、
100円ショップでポンチョを買い使おうとしましたが、すぐに壊れました。
身なりを直すために急遽はいったカフェでは、しぼりたてのオレンジジュースを飲みました。
めちゃくちゃ美味しかった!
その後もひたすら歩きました。
雨降っていると、道端で休憩できないので大変です。
午後になると雨が小雨になって、降ったりやんだりのお天気に。
ポルトマリン~パラス・デ・レイまでは小さな村がたくさんあっておとぎ話のよう!
詳しくはこちらの記事で詳しくお伝えします。
その後もひたすら歩き・・・
17時すぎ、無事にパラス・デ・レイ到着しました!
パラス・デ・レイに到着する5キロくらい前から
看板には「パラス・デ・レイ」と書かれているので、
「着いた?まだ着かない・・・」みたな感じで余計に疲れます。笑
とにかく、この日はご飯を食べる場所に困りました。
パラス・デ・レイに到着してからめちゃくちゃ遅いランチをしてからアルベルゲを探しました。
疲れている状態で探すと判断力が下がり、「特にかく休めればいい!」となってしまうので要注意です。